オニール計画
MG仙石アストレイ鍍金フレーム外装クリアというめづらしそうなキットが限定販売されるというので、慌てて六本木に向かった。
ガンダム展2015東京だ。
機動戦士ガンダムの企画段階からの資料を見ることができる展。桃色のシャアのザクに心惹かれてより◯年、ガンダムはあたしの人生に常に並走している不思議な存在だ。とにかくなくてはならない。観ずにはいられない。
美術館では音声ガイドは決して利用しないあたしでも、今回は池田秀一ガイドを頼まずにはいられない。丸太先生に笑われようと、あたしにも意地というものがあるのでな。
圧巻は、安彦、中村、大河原のカラーイラスト原画。各氏、それぞれ持ち味が異なる。いずれも素晴らしいのはいうまでもない。しかし、あたしが最も好むのは、安彦氏。正確なデッサンと、アニメの世界としてのリアリティがふんだんに感じられるタッチ。北海道から若い天才が来た!と、当時の先輩に言わしめたエピソードが浮かんでくるやうな見事なカラーイラスト。LP盤のジャケットはキャンバス、劇場三部作のイラストは紙の凹凸を生かしたかすれで、なんとも味のあるグラデーションを描き出している。
他の2氏には申し訳ないが、画力としては正直頭二つは抜きん出でいると思う。
劇場版の第三部目はある理由でほとんど描きなおしだったため、当時安彦氏が自ら描いたという原画を鑑賞できる。細かい指示が要る処には余白に台詞も書き込まれていて、映像が目に浮かぶよう。うるっときてしまうシーンもあるくらい。展示は予想以上に大満足(^^)
くだんの仙石アストレイ、ランナーを見せてもらえたんだけど、やはりメッキパーツには限界あり?ということで、今回はスルーに。代わりにクリアのザクを連れて帰ってきた。だだ、9/1発売開始のMGユニコーンのクリアは多分行くようなので、来月もう一回六本木は確定ね。まったく主催の罠にハマりまくりなんだけど、好きの弱みなのよね。展も良かったし。
さて、あのうどん屋さんに、また寄れるかしら?